カトリック長岡教会　役員

　昨年、私たちは司教年頭書簡『京都の大殉教を想う新しい福音宣教』パート２を年頭に、ブロックでは、福音宣教を高める交わりの共同体になっていくこと、自分自身が進んで自己奉献していくことを学ぶ共同体になることを目標に歩んできました。長岡教会においても、部会制の充実により生き生きとした教会づくりとひとりひとりの信仰の成長のために取り組んできました。

【部会制】

　各自が自分の賜物に応じて、自発的に奉仕をしていると感じています。昨年は、改めて各部の紹介をし、人材発掘を試みました。また、ブロックの垣根を越えた交流もあり、共同体としての歩みが進んでいるところです。新たな取り組みに挑戦する姿は、教会共同体にとって希望となっています。

【分かち合い】地道に続けていることにより、構えることなくお互いに自分自身を表すことができるようになってきていると感じています。集会祭儀や部会での分かち合い、そして、新たな試みとして、テーマに沿った分かち合いだけでなく、み言葉の分かち合いも、黙想会において行われました。分かち合いは、信徒間の交わりを深め、お互いを理解しあい、共同体としての一致に関わる大切な場となっています。

【信仰教育】子どもたちへの信仰教育と入門講座は、教育Ａの方々の奉仕により引き続き行われています。お泊り会などの企画は、子どもたち自身のアイデアを生かし、親の協力や、教育部全体の取り組みで、子どもたちの年代を超えた交流と楽しみの機会になりました。ブロックでは、教理担当協力者の学習会が行われ、教会は奉仕する者の集まりであり、信頼関係が大切であることを学ぶことができました。入門講座は、求道者と信徒相互の学習と分かち合いの場となっています。

【課題】部会制をよりいっそう充実させ、互いに奉仕し合い、祈り合う共同体としての成長が望まれます。互いの信仰を支えあった殉教者に倣いキリストにおいて一致した共同体として、地域社会との結びつきを考え、開かれた教会を目指し、新しい福音宣教を模索する時期が来ていると感じています。