2009年度活動方針（役員）

2009年度活動方針（役員）

カトリック長岡教会  2009年度活動方針


カトリック長岡教会  役員


 昨年，｢ペトロ岐部と187殉教者｣の列福式が11月24日に長崎で行われました．そして，昨年・一昨年をとおして，司教年頭書簡では｢京都の大殉教を想う新しい福音宣教｣をテーマとして，現代の殉教を考えてきました．そしてそれに基づいて，共同宣教司牧を力強く推進し，福音宣教の使命を果たすための大きな課題である｢召命｣というテーマが，2009年の司教年頭書簡によって与えられました．
 昨年は共同宣教司牧が始まって10年という節目の年でもありました．そして部会制，分かち合い，信仰教育という重要なテーマに対して一応の評価をしてもよいと，私たちは考えます．しかしながら，更なる充実が必要であるので，つぎの4つを今年度の課題としたいと思います．
   1) 部会制のさらなる充実
   2) 奉仕し合い，祈り合う共同体のさらなる成長
   3) 地域社会との結びつきを考えた開かれた教会づくり
   4) 信仰教育の充実，そしてその新たなシステムづくり
 特に，4番目の課題は，信徒の自己刷新を目指すことで，新たな展開を迎えるであろう，これからの共同宣教司牧推進の上で，大きな課題であると私たちは考えています．このような課題を抱えた，共同宣教司牧の新しい10年の初めの年に，｢召命｣がテーマとなったのは，単なる偶然ではないように思います．福音宣教を行うためには，みことばを深く理解し，共同体で分かち合うことを柱とした信仰教育は非常に大切なことだと思います．そして，その充実がない限り，召命は促進されないと思います．現在司祭や修道者の召命は減少ないしは停滞の状態であります．司祭・修道者の数の充実は，福音宣教の基礎です．
 司教年頭書簡には，召命促進の取組みとして，召命について｢知り｣｢考え｣｢選ぶ｣．そして召命のために｢祈り｣｢働く｣ことが挙げられています．それぞれの立場で，これらの取組みに携わりながら，上にあげた4つの課題を克服していきたいと私たちは考えています．